〔安江 巧氏〕

●講演風景
プロジェクターにDVDを放映!
●NPO法人おかねの楽校
ホームページhttp://www.okanenogakkou.com/ |
8月の自主企画は、8月12日に(有)ネクスト代表取締役で流山市倫理法人会副会長でもある安江 巧氏を講師として、開催されました。
テーマは、「子供向け金銭教育を行って」と題し、子供たちに健全な金銭感覚と正しい知識を身につけて貰おうという趣旨から、ファイナンシャル・プランナーの有志を中心に、平成17年から活動を続けているNPO法人おかねの楽校(松戸市)の紹介と理事長としての自らの体験・理念をお話いただきました。
冒頭にコアラTVの特集で放映されたDVD映像をプロジェクタに投射して、具体的活動の紹介がありました。約10分間ですが、子供たちが3班に分かれ、スタッフの助言を得ながら夏休み盆踊りイベントでの屋台出店の企画、売上・材料費計画、仕入、準備、販売、収支決算までの一連のビジネスを子供たちが体験し、利益の中から給料を支払われるまでのプロセスが紹介されていました。利益の多寡によって、給料額も若干異なりますが、その原因を議論して反省を行うなど、まさにPDCAサイクルをしっかりと実践しており、一目で活動内容を具体的に理解することができました。
その後、安江氏から解説がありましたが、主なポイントを下記します。
(1)「おかねの楽校」は年間カリキュラムが決まっていて、お金にまつわる様々なことを学んでいる。一過性のイベントではない。
(2)目的は、豊かで幸せな人生を歩むために必要な"お金の正しい知識"と"お金の健全な使い方を実行するための価値判断力を培う"ことにあり、単にお金の運用テクニックや投資を教えるものではない。
(3)親が一生懸命働くことによりお金が入っていることを身をもって理解して貰うために毎年夏祭りに屋台を出店して働くことの大変さと喜びを実際に体験している。
(4)給料を貰った後は、手にした給料袋を持って、郵便局に自分の口座を開設に連れて行き、開設の用紙も自分で記入させている。自分の通帳を手にした時の笑顔と誇らしげな表情は、いつも忘れられない。
(5)1年のカリキュラムを終了してから、保護者の方に伺ってみると、「欲しいものは買えばいいとという考えから、どうしたら買えるのか、それは本当に必要な物なのかを考えるようになった」「欲しいものを買うために自分でお金を貯めるようになった」など、子供たちの成長した様子を聞くことができている。
(6)お金は目的ではなくツールであり、目標、夢の為に貯め、使うことを指導している。また、お金で全てを変えるものではない、親子の縁、友情、社会とのつながりなどを言葉で教えている。
お話を伺って、近年、近視眼的欲望からお金絡みの事件が多発していますが、子供の時からお金に関する正しい知識、・倫理感、健全な金銭感覚を学ぶことは重要で意義あることあると痛感しました。ともすれば、子供・孫かわいさに簡単に小遣いを与えがちですか、我々大人も与える前に一歩踏みとどまって考えることも必要と感じました。
NPO法人おかねの楽校の活動は、石川県、仙台市など全国に波及し同様のカリキュラムが開催されるようになったと伺いました。正しい金銭知識と健全な金銭感覚で自分を正しくコントロールでき、お金に惑わされない人間の育成を目指して、金銭教育活動を各地に広げて頂ます様、今後の更なる活動を期待いたします。
安江様貴重なお話、大変ありがとうございました。
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